馬原の舟つなぎ石

く概要)

 馬原の舟つなぎ石は天瀬町、玖珠川沿いの峡谷、春堂峡の背後の山、馬原の字、袋にあ
るという。字、袋は山中でありその中に舟つなぎ石があるのではと考えられる。
(引用)

 大陥没によってできた大盆地に四方の雨水が降り注いで大きな湖ができたのです。東西1
6秤、南北約12秤もありましたから、さぞかし見事な湖であったろうと想像されます。
その当時日田湖の岸辺にあったと思われる竜体山(財津、小野境に横たわる山)の山頂に
近い所や、東有田平くぬぎ、天瀬町馬原字袋、それに石井町一丁目小畑の山頂、大山町烏
宿の山腹、また前津江村の御前嶽の中腹など、今日では思いもかけない高い山の頂きや中
腹に、大昔の人が湖に浮かべた舟をつないだと言い伝えられる「舟つなぎ石」という岩石
がいくつも残っています。  

出典
日田の歴史と史蹟