ガランドヤ古墳

(概要)
 三隈川左岸の沖積地に東西に並ぶ3基の横穴式石室古墳。封土は流失し、2一基の古墳は
ほとんど被壊されて、第1号古墳のみ保存されている。県指定史跡である。

(文献)
 日田市の中心より南西約3km、国道210号線沿い、三隈川左岸の沖積地に東西に並
ぶ3基の横穴式石室古墳。中央が第1考古墳、西側が第2号、東側が第3号。封土は流失
し、2、3号古墳はほとんど破壊されて、第1号古墳のみ保存されている。
 南に開口する複室構造、全長6.5m、後室の幅2.7m、高さ3.2mである。
 装飾は奥壁に赤及び緑色を以て彩色画が描かれている。はぼ中央の下部に波と二腰の
舟、その上に円文・騎馬人物・飛鳥かトンボと思われるものとが描かれている。
 また、この古墳背後の隈山は古墳時代遺跡で石棺が出土し、土偶片が発見されたことが
ある。
 昭和三十九年二月二十一日に県史跡に指定される。
ガランドヤ第一号古墳奥壁の彩色画

また、日下先生、玄武などの四神が画かれているともいう


出典
日田市40年史