木の花ガルテン

(概要)                             阜
 「木の花ガルテン」とは大山町農協直営のアンテナショップで、日田杉を使った建物の中には、
大山町農産物の直売所をはじめ、特産品を使った料理を味わえるレストランやギャラリーもある。

(文献)
 大分大山町農協直営のアンテナショップ、「木の花ガルテン」の名前は、古事記・日本書紀などに
出てくる「木花之開耶姫(このはなのさくやひめ)」の木の花と、ドイツ語で市民農園を意味する「ク
ラインガルテン」のガルテンを合体し、命名されている。
 木の花ガルテンの施設概要
・農産物直売所
 毎朝8時、町内の生産者の畑で取れた新鮮な野菜や果物、花、手作り饅頭などが並び、農産物直
売所がオープンする。それぞれ生産者の名前と価格を書いたシールが貼ってあり、丹精込めて育て
た新鮮で美味しく安全な野菜には、名前から生産者の顔が見えて来る。
・物産館
 農協が独自に生産している「梅みつ」や「ゆずみつ」「ジャム」「木の花パン」「梅干し」など約7
0種類の加工食品の他、周辺地域の手工芸晶などを販売している。
・レストラン&喫茶ギャラリー
 大山の産品でつくられた、ハーブを使ったアイスクリームや、焼きたてのパン、キノコカレーな
どを味わえる。レストラン内にはドイツ製の暖炉があり、毎年12月から3月にかけて使用する。
薪を焚く火のぬくもりは格別の趣がある。建物は日田杉を使い、ドイツの雰囲気と塞から見える山
河が来館者の心を癒す。
(キノコカレー)
 木の花ガルテンのキノコカレーは、食文化雑誌「ダンチュウ」誌上にて、作家の嵐山光三郎先生
によって、「カレー十選」に選ばれている。
・梅干しの石蔵
 梅蔵には梅干しを眠らせるため地下貯蔵庫がつくられている。梅干しが外気の変化を受けなくて
すむようにと、中国・呉県から運んできた約300トンの花崗岩を惜しげもなく使用した、無垢の
石の蔵がある。
(大山の梅干し)
 梅は大山町の母ともいえる農産物。日本人の食生活が豊かになれば、アルカリ性食品の梅干しが
必ず重要視されると、約40年も前から予測し多品種の梅を栽培してきた。大山町の梅干しは、”薬
効”とも言える強アルカリ性食品の力を失わないように、天然塩を使い、昔ながらの天日干しと土
用干しを3日3晩行い、生梅と紫蘇・塩だけの梅干し漬けの製法を守り続けている。
出典
大山町 木の花ガルテンのホームページ