地名「大野」

(概要)
 現前津江村域の中ほどにあり、大野川流域にある10程の集落が営まれる。古くは津江
の中心であったとさる。

(文献)
 現前津江村域の中ほどにあり、大野川流域の大野・坂の下・板屋・下釣・仙頭屋敷・内
代・栗の上・浦の寺・座目木・竹の上などの集落が営まれる。古くは津江の中心であった
とされ、老松天満社が鎮座するほか、応安西年(1371)長谷部氏(のち津江氏)が築いた
という雪嶽城があったとされる(登後困志)。
 慶長六年(1601)の両津江田白目物成帳(佐伯藩政史料)に「大の」とみえ、津江の内
と把握されていた。
のち柚木村・赤石村などが分村し、正保郷帳では大山庄に属している。(P4−35)
参考文献
角川地名辞典