釈迦岳

御前岳、渡神岳とともに津江三山といい、ともに津江山系を代表する山として知られる。
山頂に釈迦の仏像がある事から名前の由来となっている。

(文献)
 御前岳、渡神岳とともに津江三山という。
「釈迦岳は前津江村の南端、稜線は福岡県矢部村と界する津江山群で最高峰を誇る山であ
る。標高1231m。豊後国志に「峰はすぐれ、草樹うっそう、山上に釈迦の仏像あり、これ
により名付く」とあるように古くから御前岳(標高1209m)、渡神岳(標高1150m)、
呑童子山(標高1180m)と、この西方約1.5kmの尾根つゞきに御前岳がある。
元禄年間に阿蘇三十六坊の一つである那羅延坊の創建によるといわれ、かつて山伏の修験
場であった。
山頂には元禄5年(1694)と刻まれた高さ30cm程の釈迦像がある。(頭部が破損
している)
その像の横に高さ1m程の釈迦像が近年建てられている。

出典
前津江村史