草野本家
(概要)
元禄元年(1688)以来200年にわたり生ろう業を営んでいた草野本家。その畠敷は現在、
大分県指定の重要文化財となっている。中でも蔵は座敷蔵、隠宅蔵、北倉、家具蔵、と4
棟が現存しているが、特に座敷蔵は文化財的見地からも極めて重要な建築物であり、これ
までの調査で最初の建築は享保16年ということがほぼ確定されており、これが最終的に
認められれば全国的にも最も古い現存する商家の蔵ということになる。
(文献)
「歴史」
当家の祖先は12世紀中頃(1164年)草野三郎蔵人永経にはじまり、竹井城主であ
ったとされています。その子永平は筑後国在国司、押簡便に任ぜられ、以来16世紀末家
清まで(1586年)福岡県久留米市草野町耳納山発心城城主として栄えましたが、天正
14年(1586年)豊臣秀吉の九州征伐の際龍造寺家とともに戦い、利あらず敗れ日田
の草場に逃れ、帰農し、江戸幕藩体制になり寛永18年(1641年)豆田に入り、元禄
元年(1688年)現在の処に屋敷を構え、現在に至っています。屋号は桝屋(ますや)、
商標は田(かくじゅう)とさだめ、製蝋を生業とし京、大阪まで広く販売をしていました。
さらに、日田郡代御用達として掛屋をつとめ、さらには窮民の救済や治水等の公益事業に
も力を尽くしたことから、市内港町には石碑が建立されており、日田市先哲にも公益事業
家として加えられています。
家屋そのものが大分県指定の重要文化財です。中でも最も古いものが仏間で、元禄年間の
建造といわれています。(外観のみ)どの部屋からも庭を見ることが出来るよう工夫されて
います。草野本家は大分県指定の文化財とされているが、その内容は指定文書にもある通
り「9棟」となっている。その中でも蔵は座敷蔵、隠宅蔵、北倉、家具蔵、と4棟が現存
しているが、特に座敷蔵は文化財的見地からも極めて重要な建築物一文化庁直轄の文化財
保存技術協会の技士の指摘−ということであり、且つ傷みも最も進んでいるとの指摘から
平成7年に調査、平成8年から4年間をかけて平成の大修理が行われており、平成12年3
月ようやく完了した。これまでの調査で最初の建築は享保16年ということがほぼ確定さ
れており、これが最終的に認められれば全国的にも最も古い現存する商家の蔵ということになり、
歴史的な重要性がますます高まることになると期待されている。元禄元年(1688)以来
200年にわたり生ろう業を営んでいた草野本家。県内最古の商家として県の有形文化財
に指定されています。
公開は年4回で、特に3月の「ひなまつり」の公開は約200体の風格ある雛人形を一日
見ようと、全国からたくさんの観光客が訪れます。
出典
草野本家ホームページ